2009/11/23

Air Cleaner Trim Insert #29103-83

エアクリーナー・カバー、トリムを'02 883R仕様のパーツに交換したことは以前に書きましたが、'83当時のトリムをe-bayで$5で落札できたので、再び交換。商品説明に出品者が'00モデルに装着していたと書いてあり、写真でも少し古いデッドストックに見えたけど、荷物が届いてみたら結構きれいでした。

その後、何気なく純正パーツの通販サイトを見ていたら、普通に売っていたのでちょっとがっかり。でも、定価が¥5,000くらいだったので、落札代金$5、プラス送料$7なら、まぁいいかと思い直したんですが。HARLEY DAVIDSON MOTOR COMPANYと描かれたシンプルなデザインがいいです。ブラックのカバーとのコントラストがはっきりして、装着した雰囲気も悪くないかな。

2009/11/20

Randolph Aviator Matte Chrome Frame AF24611

ライディング用サングラス(最近はバイカーズ・シェイドって呼ぶ?)として、これまでテニスで使っているオークリーなどのスポーツグラスを流用してましたが、テンプルがヘルメットと干渉したりして、どうもしっくりこない。そこで購入したのがこのモデル。ブーツに続いて、ミルスペック(米軍需品工業規格)のランドルフ・アビエイターです。特徴はテンプルがストレートでヘルメットをした状態でも、脱着が容易なこと。もともとエアフォースのパイロットのために開発されたもので、このようにフォルムやデザインが機能的な裏付けを持ったアイテムに弱いのは世の男子皆そうかも。クラシックなスタイルもいい。

サイズはレンズ幅52mmのSサイズで、マットシルバーのフレーム。しっかりとした作りは予想以上に満足できる仕上がりで、フィット感も上々。おまけに本国ではたぶん別売アクセサリーである、ハードケースも付属していた。このモデルは標準的なグレーのガラスレンズだが、本国では他のカラー、偏光やミラーレンズ、そしてポリカーボネイト・レンズも選べるようだ。今回は国内のショップで購入したが、気に入ったので別レンズのモデルを本国のメールオーダー対応ショップで探してみたい。とくに対衝撃性に優れ、軽量なポリカーボネイト・レンズ仕様のモデルはモーターサイクル向きだと思うので気になる。

Danner Acadia® Uninsulated Uniform Boots Style#21210

Sportsterを購入して、しっかりした作りのブーツが欲しくなり、見つけたのがこのモデル。レッドウィングやウェスコのハーネスやエンジニアも考えたが、やや通俗的すぎるのと履きやすさを考えてこれを選んだ(今後買うかもしれないけど…)。このダナーのブーツは今や希少な USメイドで、USMCにも正式採用されているタフなモデル。8''のアッパーはGore-texライナーの採用によって、防水性と透湿性を兼ね備えている。ソールはダナー・オリジナルのビブラム・クレッターリフト。このブーツの元祖とも言える、'80年代に登場したダナー・ライトを僕はデビュー当初から愛用し、その履きやすさと機能性を知っていたから安心して購入できた。

購入したのはCabela'sというハンティングやアウトドア・ギアを扱っている老舗メールオーダー会社(ジャパン・サービスデスクもあり)。なぜ国内でも販売しているモデルをわざわざオーダーしたかと言えば、まずワイズを選べること。日本に輸入されるモデルはEEワイズのみだが、メーカーではBやDも用意している。僕は足形が細めなのでEEだと広すぎてフィットしない。そういう悩みがある人には本国からメールオーダーで購入するのをお薦めする。それから価格。アメリカでの実売価格は$250くらい。これは機能を考えると、すごくリーズナブル。ただ、ひとつ気をつけたいのは皮革製品は関税が高いこと。僕のモデルはレザーとコーデュラのコンビなのだが、それでも¥5,000程度の関税を徴収された。また、Cabela'sは配送に国際宅急便を使っているのでオーダーして3日程度で届いた。早いのはいいんだけど、送料が嵩むので、できれば別の配送オプションも設定してもらえるとありがたいかな。

それからモデル名にUninsulatedと付くのは、保温性に優れるシンサレートのインシュレーションが入ったバージョンもある(しかも200g、400gから選択可能)から。これからのシーズンならこちらがオススメかも。これ以外にもバリエーションは豊富に揃っているので興味のある人はサイトをチェックしてみてください。女性が履いてもかわいいと思う。

2009/11/17

Progressive 418 Series 13" Chrome Rear Shocks #418-4816

サスペンションをe-bay storeで購入しました。プログレッシブの418というシリーズです。サスペンション交換を考えたのは、コーナリング中、負荷をかけた際のノーマル・サスペンションの挙動が不安定で怖い思いをしてから。

リザーバーなしのシンプルなタイプの中から、候補として挙がったのは、まずオーリンズの36E。性能評価が高く、コストパフォーマンスに優れた定番モデル。しかも今年クローム・バージョンが追加され、ダンパー部分も以前のゴールドから、アルミの地肌に近い色に変わり、いい感じになっている。ただ、どうしてもレーシング・パーツのイメージが強く、もう少しスタンダードな雰囲気が欲しかったので見送った。次に候補としたのは、ワークス・パフォーマンスのトラッカー・シリーズ。こちらも性能的には評価が高いモデル。ただ、細部の造りやデザインの粗削りな感じが気になって候補外に。また、WPの以前のホワイト・スプリングのモデルも魅力的だったのだが、残念ながら程度のよいものが見つからなかった。

そして、残ったのがプログレッシブ。ハーレー純正といってもよいほどなので、全体のイメージを保ったまま、より高い性能が手に入ると考えた。ただ、412シリーズはあまりよくない評価をブログなどで目にしていたので、上級シリーズの418をチョイス。シンプルなルックスながら華のある佇まいは、カスタムのコンセプトとも合致している。商品解説では「キャビテーションを防ぐガス加圧・自動ダンピングコントロール・調整の容易なカム式プリロード調整といった伝統はそのままに、外壁を高強度かつ軽量なアルミ材を高い精度で加工し、新たに5段階の伸び側ダンピング調整を加えた高性能サスペンション。」とのこと。サイズはノーマル13.75''より、ややショートの13''を選択。'83XLXが12.5''だったので、その中間にしてみた。写真のモデルはたぶん12.5''。(サイズによって品番が異なるのでご注意ください)

また、選択の理由としてアメリカからネットオーダーで比較的安価に購入できる点もよかった。日本国内ではオーリンズ36Eと価格的に大きな差はないが、アメリカでの実売価格は約半額、$350〜400程度。後で調べたら、オーリンズ36Eはアメリカ国内で$450〜500。$100程度の差なので、それは日本の場合とほぼ変わらない。

2009/11/15

Seven, Nine or Thirteen spoke?

XLXに近づけるというカスタマイズを思い立ったとき、まず考えたのが9本スポークのホイールへの交換。e-bayやヤフオクでは当時の車輛から取り外した中古ホイールやNOS、デッドストックの新品が比較的安価で出品されている。これらをゲットできれば簡単に交換できるのだろうか。しかし調べてみると、そううまくはいかないことが判明した。'00年モデル以降はホイールのベアリングが変わり、しかもフロントはハブの幅が異なるので、スペーサーやカラーを製作してもらわないと取り付けられない。(かの有名な国井律子さんは9本スポークに交換しているが、彼女の1200Sはたしか'99モデル。だから何の問題もなく装着可能)

一応、このカスタム作業をブログで紹介していたショップさんに問い合わせてみると、スモールパーツの制作費などを含めて5万円程度という回答であった。う〜ん、ホイールが前後で5〜6万円程度(e-bayではペアで$300というのも見かけたが送料を含めると同程度)プラス作業工賃で10万円オーバー。しかもこのカスタマイズで得られるのはささやかなスタイル的満足だけ。逆に機能面でのリスクを負いかねない。

結局、僕はやめることにした。現状の13スポークのホイール自体を嫌いではないし、そこまでやるなら、サンダンスのマグやグライドなど、軽量なホイールに交換した方がいい。または9スポークよりスタイリッシュな、純正7スポークのホイールとか(可能なのかな?というか、なぜ他のパーツメーカーはモーリス・マグみたいなホイールをリリースしないのだろう?)。

このことをきっかけによく考えてみると、いくら変化の少ないSportsterとはいえ、’02モデルを完全に'83の仕様にすることはそもそも不可能なわけで、だったら程度のよいXLXを買った方がよほど効率的だといえる。

そこでカスタマイズの方向性を少し転換。XLXがもし'90年代まで生き残っていたら、どんな感じになったのだろうと考えてみることに。883でも1200でもない、モダナイズされたXLXを具現化する。これだ。(自分にプレゼンする無意味な自己欺瞞がカスタマイズ病特有の症状です)

2009/11/14

MOTO NAVI Cafe at Jungleheadz

カスタマイズの話題から少し離れて。
先日、相模原のジャングルヘッズでMOTO NAVI CAFEが期間限定オープン。初日の河西編集長&小林夕里子さん、松崎さんのトークショー目当てで行ってきました。フレンチプレスで煎れたおいしいハワイ・コナを3杯(カップにするとたぶん8杯くらい!)飲みながら、15:30〜19:30くらいまで外のテーブルで、My 1200Sを眺めつつ、まったり楽しめました。

ライターの小林さんを始め、編集長、BUELL乗りの八王子の方、Sportster乗りでFLHも持ってる方などなどの人達と会話が弾んだのもよかった。小林さんには「素敵なSportster」とまで言っていただけたし。楽しいなぁ、バイカーズ・カフェ。


店内にはMOTO NAVIのバックナンバーも揃っていて、未購入の号をチェックできたのもGood。気になった号を帰宅後ネットで3冊オーダーしてしまった。それから、MOTO NAVI Cafeステッカーもいただけました。

それにしても、ジャングルヘッズさん、フレンチプレス、カップ2.5杯分で1,000円は良心的!砂時計で飲み頃を知らせる演出もいい。僕の家からは軽く走るのに適度なロケーションにあるので、また立ち寄ろうと思う。(途中の保土ヶ谷バイパスを夕方走るのが結構好き。空いていればですが。)

Fuel tank decal set #14070-84

'84XLX用のフューエル・タンクデカール。e-bayに黒があったので購入。値段は$20とやや高め。NOS。New Old Stock、いわゆる日本で言うところのデッド・ストックというやつなので仕方ないかも。デカールが入っていた封筒も純正を意味するGenuinの書体など、クラシカルなデザインで感じがいい。こういうのも捨てられないんだな、やっぱり。
ついでにAMFのデカール #61745-77も$20で購入。こちらのパッケージも#1ロゴ入りで雰囲気いいですねぇ。AMF時代のクリーンなロゴ、フォント(Helvetica Boldっぽい感じの)使いは好感が持てる。そう言う意味では現在よりAMFの頃の方が今っぽい?というか、スタンダードな感じがあったと思う。


こっちはヘルメットにでも貼ることに。ところでパーツ#の後ろの二桁はリリースされた年度だろうか。だとすれば、これは1977年ということになる。詳しい人がいたら、教えてください。

Air cleaner cover #29370-02 & Trim insert

フラット・ブラックのエアクリーナー・カバーとトリム(カバー#29370-02、トリムは不明)。HD純正のブランニューです。購入したのは、e-bay。通常のオークションではなく、「Buy it now.」つまり即決ですね。セットで$68でした。日本国内の価格と比較して安いのかどうかは判断しかねます。

クロームのカバーも嫌いではなかったけど、なんとなく存在感あり過ぎな感じがしたので。装着してみたら、ペイントの質感がマット・ブラックのマフラーと同じでスポーティーなムード。これがモダンな雰囲気を醸し出している。

購入後に知ったのだが、2002年当時の883Rに標準装備されていたパーツらしい。トリムには通常は排気量、1000や883などと表記されているが、これはチェッカー柄に囲まれたSportsterの文字のみ。883Rの場合、モデル名がタンクのグラフィックに描かれていたからかな。

しかしこのパーツが届く前に、もともと探していた'83当時のXLX純正トリムをやはりe-bayで発見。なんと$5で落札できました。このトリムは少しレトロなイメージなので、モダンになりすぎずいいかも。でも、まだ海の向こう。届いたらまた紹介します。

Sportster XL1200S 2002 ver.1.05


これが現状の全体像です。前の記事にも書きましたが、シート部分のボリュームアップによって、相対的に標準3.3ガロン・タンクの大きい印象が緩和され、バランスがよくなったと思う。今後、2.25ガロン・タンクへ交換予定だが、少し迷ってるかも。すでに'95の883純正タンクを手に入れてはいるのだが。うーん、どうしよう。

ここまでの変更点は、
●ハンドル、グリップ交換 ●シート交換 ●フェンダーパッド装着 
●ヘッドライトバイザー変更 ●メーター・ブラケット交換、シングル化

ver.1.05ということになるかな。でも、まだライト・カスタムというレベルにも達してないかも。

Single seat #52129-92B & Rear fender pad #52022-83A

シートもシングル化したかったので、ヤフオクでゲット。これは’92年くらいから’03まで、883に標準装備されていたタイプで、XLXの頃に較べるとややモダンなフォルム。そして、妻のためにピリオン・シート(パーツ名はフェンダー・パッド)も純正の新品!がヤフオクで手に入れられた。価格はどちらも¥5,000。落札時期は異なるが、たまたま同じ出品者だった。

ただ、ピリオンは結果的にスタイル変更だけ。タンデムはもっぱらシシーバー装着のVespa PX200Eなので。1200S標準のバッドランダー・シートに較べ、見た目のボリューム感がアップしたので、3.3ガロン・タンクとの相性も悪くない。

ライディング・ポジションもやや前寄りになり、乗車姿勢が背筋が伸びた乗馬スタイルになった。お尻のホールド感もいい。この感じが僕のイメージにぴったりマッチ。それにしてもXLXというより、'02の頃の883のスタイルに近い。これでタンクが2.25ガロンになると’95あたりの883という感じかな。


これはパッドとグリップに付属していたインストラクション。図解入りでわかりやすい。

Headlight mount cover

僕がXL 1200Sでどうしても許せなかったことのひとつ。それは愛すべきSportsterのチャームポイント、ヘッドライト・バイザーがブラックに塗装されていたこと。最初は883用のポリッシュ・バージョン、あるいはオプションのクローム・タイプに交換も考えたが、もしかして剥離できるのではと思い、やってみると意外と簡単にはがれ落ちた。そして、思わぬ誤算と言うか、うれしかったのはアルミの地肌が案外きれいにヘアライン処理されていたこと。このほうが1200Sの全体の雰囲気ともマッチしているような気がする。うーん、何事もやってみるものです。

ところで、このパーツ、マウント・カバーと呼ぶのが正式? たしかにヘッドライトはこのバイザーによってマウントされてます。

Speedometer MTG Bracket Black #67053-95

ハンドルの記事写真でお気づきの人もいるでしょうが、メーターはスピードのみ残してシングル化。これは車輛購入以前から僕にとってはマストのカスタマイズでした。やっぱりSportsterはこうでなくちゃ。

というわけで、ネットからオーダーしたのだが、到着まで1ヶ月半くらいかかって、ようやく手元に(クローム・バージョンはいっぱい販売されてるのに。。)。価格は¥8,930。これを見た妻はこの鉄の輪っかが¥8,000!と嘆いていました。でも、ライディングしながら眺めるこの風景を僕はとても気に入っています。

Kitagawa Tool set type-J58PC #10006

ハンドルバー交換に合わせて、工具も用意。北川商会さんの工具セットを購入した。アメリカ製のハーレーはパーツの多くがインチ規格となるため、対応するツールが必需品となる。

北川さんによれば、「ハーレービギナー向け、整備はショップ任せでも、これくらい家にあれば便利ですよ。」という、まさに僕向けのセットだ。内容は写真のとおり。北川さんがセレクトした信頼できるツールが、レトロ〜な工具箱に納められている。価格は¥20,800。リーズナブルなのか僕は判断できないが、きっとそうなんでしょう。親切なのは、いくつかの使用頻度が限られるツールに、どのパーツに使うかがステッカーで明記されていること。これはビギナーにはありがたい配慮です。

ツールを揃えたのと同時に購入したのが2002年版のパーツ・カタログ。パーツ・ナンバーを調べるとともに、パーツ交換の際などに、イラストで構造を確認するためにも便利な一冊。これも北川商会さんで買ったが、¥5,480と結構高い。アメリカからメールオーダーで取り寄せればよかったのだが、早く手に入れたかったので妥協した。


Sportster® Sport Handlebar #56113-98

カスタマイズの始まりはハンドルバー。1200Sのノーマルハンドルは、ポジション的に僕にはやや遠く感じられたので交換。ノーマルよりも楽な乗車姿勢となる。ハンドルを選ぶ際に迷ったのは、XRバーとの比較。高さはいいと思ったが、幅が広すぎる感じがしたので、却下。また、神戸のNice! Motor cycleオリジナルのショートXRバーという選択肢もあったのだが、結局これにした。XLXを目指すなら、XRバーでしょう!というツッコミも聞こえてきそうだが、やっぱりこのあたりのパーツはルックスより機能重視かな。でもルックスも気に入ってますよ。Sportsterのスレンダーなボディにマッチしていると思う。
サイズは幅:711mm 高さ:89mm プルバック幅:159mm

購入価格は残っている納品書によると、¥6,678。なぜか今の値段より安い。為替の関係でしょうか。それから同時に交換したのがグリップ。HD純正のノスタルジック・ハンドグリップ #56275-96Bというわかりやすいネーミング。これは以前どこかのショップで販売されていた'85XLXに装着されていて、いい雰囲気だったので迷わず決定。シェイプはレトロだけど、どことなくモダンに仕上げられた感じがとてもいい。まぁ、昔のスタイルを今の技術で作ったらこうなりました、ということだと思うけど。価格はハンドルよりお高い、¥8,890。

XLX 61 1984

ノーマルで乗ろうと考えていた自分のSportsterをカスタマイズしようと思った理由のひとつが、このモデルの存在を知ったことだった。僕がSportsterをイメージする際の理想型と言ってもいい。XLX61。モデル名もかっこいい。ちなみに61は、61 cubic inches。1,000ccの排気量を意味する。容量2.25ガロンの小振りなタンク、かわいい形状のビーン・シート、前上がりのプロポーション。

この写真は'84モデルだが、本当は当時のカタログを手に入れた(あんまりカッコイイので額に入れてます。。下の写真)'83モデルの方が好きかな。このカタログはe-bayでゲット。$11.95でした。


この当時、ホモロゲーション・モデルのXR1000がラインナップされており、XLXはよりスタンダードなモデルという位置づけだったようだ。ただ、僕的にはこの市販モデルを少しだけスペシャルに仕上げた感じがお気に入り。'84モデルはXR1000とともに正式にはSportsterブランドではなく、特別なモデルとして位置づけられている。クルマの話に例えると、僕は以前ランチア・デルタEVO2に乗っていたんだけど、これはいわゆるホモロゲ・モデル。それよりもラリー参戦前にランチアがデビューさせたデルタ4WDのほうが、実はずっとスマートでかっこいいと思う。

というわけで、カスタマイズのイメージはこのXLXに近づけていくことになる。ただ、そこにはいろいろと問題が。。その話はまた。

2009/11/13

XL1200S 2002

まず、なぜSportsterを購入することになったのか、そのきっかけから。僕はテニスが趣味でほぼ毎週コートに立っていた。ときには週に2日、1日中コートにいることさえあった。ところがプレイの頻度、スタイル、僕自身の体質などが原因となって、肘を痛めてしまう。結局今年の5月に手術をすることになり、最低3ヶ月のプレイ禁止を宣告された。

そんなとき、ふと書店に立ち寄った際に目を引いたのが「MOTO NAVI」のカバーフォト。モデルの女の子が黒い883Rにまたがっていた。もともとSportsterの存在は以前から気になっていたのだけど、ここ10年ほどはさほどバイク自体に興味を抱いていない時期だった。しかし、以前はオフロードから始まって、SRやSRX、MVアグスタ、ベスパなどさまざまなバイクとつきあってきた。そして、テニスができなくて余った時間、のめりこむようにSportsterについて調べ始めることになる。

購入にあたって最初に考えたのは、新車の883R。ディーラーでカタログをもらって、眺めていた。その後、Sportsterが'04年に大きな変更を受けたことを知る。そしてそれ以前のリジッド・モデルの姿に僕がSportsterとして思い浮かべるスタイルがあった。リジッドの最終、'02、'03を中心にユーズドを探したが、なぜ'02の1200Sを選んだかと言えば、ブラックアウトされたマフラーが僕の好みだったことと、'03のタンクデザインが気に入らなかったからだ。カラーはブラックが見つかればいいなと思っていたが、程度がよければとくにこだわらないつもりだった。
そしてネットで検索すると、たまたま自宅からわりと近いショップでパールホワイト、フルノーマルのモデルが見つかった。7年落ちで走行距離1,614km! の信じられないほどの個体。しかも、よほど保管状態が良かったのか、ホイールに若干の錆が浮いている以外は新車同然に見えた。これだけ走行距離が少ないと却ってトラブルがありそうな気もしたが、ショップの話では機関的にも問題はないとのこと。僕が購入してから、現在まで1,800kmを走行しているがまったくのノントラブル。初期に見られるというオイルにじみさえまだない。

Sportster !!

スポーツスターが僕のところへやってきて、約3ヶ月半。自分の好みに合わせてカスタマイズを進めつつあります。その記録を残していくためにこのブログをスタートすることに。カスタマイズを進めるにあたって、多くのブログやウェブサイトを参考にさせていただいたので、そのお礼も込めて、使用したパーツのアイテム・ナンバーや入手方法、価格など、これからカスタマイズをしたいという人の参考としてもらえるようにできるだけ詳細に紹介していきたいと思います。

なお、ここに書く様々な意見や感想などは、あくまで僕の主観に基づいているので、そのあたりはご理解ください。また、年代など事実を誤認している可能性があること、購入価格はその時点での価格で、その後、変更されている場合があることもご容赦願います。

それにしても、この1957年の初代Sportsterの広告、いいですよね。ウキウキする気分が伝わってくる。Sportsterって、今も昔も乗る人にそんな気持ちよさを与えてくれるおもちゃなんだろうな。