最近、昔買った中国のルポルタージュを読み返していて、ふと、これも昔観た映画のことを思い出した。中国系のアメリカ人一家が30年ぶりに北京に里帰りし、そこで出会うカルチャー・ギャップや、それを超えた人間同士の心の交流を描いた清々しいコメディ作品だった。The great wallではなく、A great wallというタイトルが内容を伝えてますね。
僕はこの映画をくり返し観たと記憶している。たしか劇場で3回くらい(たぶんパルコ劇場で1ヶ月くらいの上映期間内に!)、レンタル・ヴィデオでも3〜4回観ているような気がする。(もともと僕は気に入った映画をくり返し観る質なので、珍しくはないのだが)。それでDVD化されてないかとamazonで探したが、日本では手に入らないようだった。インポートのVHSはあったけど、僕の家のVHSヴィデオは壊れたまま。購入して誰かに頼んでDVDにダビングしてもらおうかな。
今、読み返している「中国グラスルーツ」(西倉一喜著)は、1983年発行で新聞記者として北京語言学院に留学していた著者の体験記から、当時の中国社会のリアルな側面がうかがえて面白い1冊です。現在の中国の状況とは隔世の感がありますが、実際のところどうなのでしょう。案外変わっていない部分もあるのかもしれません。この本も絶版となってしまったようだけど、amazonでは中古品の取扱いがあったので興味のある人はどうぞ。