ウィリス&ガイガーは1932年創業で、もともと米空軍にフライト・ジャケットを納入したり、登山家のための高所用ウェアを製造していた由緒正しいアウトドア・ブランド。リンドバーグやマッカーサー、そしてヘミングウェイなどの著名人が顧客だったことでも有名だ。一時はアバークロンビー&フィッチにも商品を提供しており、ヘミングウェイがA&FにオーダーしたサファリジャケットはW&Gで製造されている(写真下)。ブランドは1980年にランズ・エンドに売却され、その後、1999年にはブランド自体が消滅している。日本では以前、三越が取り扱っていたが、その頃はクラシックというか、本気のサファリ・テイストなアイテムがなかなか受け入れられなかったようで、3年程度で撤退したと記憶している。(ヘビーな雰囲気のウェアは日本人には似合わなかった。そもそもサファリ・ハンティングに出かけるような文化自体がなかったわけだが)ただ、海外ではトラディショナルなアウトドア・ウェアはコアなファンやコレクターが今でも多いようだ。
この1978~83年にイタリアで製作された、アンティークのピューターのようなフレームも個性的で、格調ある雰囲気がそのディテールから伝わってくる。特徴的なのは弦のサイドにあしらわれた装飾。これは他のモデルにも採用されているようなので、W&Gアイウェアに共通したアイコン的なものだったのだろう。
見た目よりも軽量に仕上がっていて、幸いなことにフィット感も悪くないので、掛け心地は上々といったところ。まだレンズは入れていない。昔のレイバン・シューターのようなイエロー(カリクローム)のガラスレンズが似合うかと思ったのだが、今では手に入らないようだ。仕方がないので、ZEISSのSkyletというレンズか、淡い色のポラライズドを合わせようと思っている。


0 件のコメント:
コメントを投稿