2010/06/30

adidas Barricade 6.0 London

ウィンブルドンも2週目に入り、見逃せない好カードが続く。サッカー・ワールドカップも重なっているので、寝不足気味の日々だ。

ウィンブルドン・クラブは参加プレーヤーにホワイトを基調にしたウェアの着用を義務づけている。そこで各メーカーはウィンブルドンに合わせたウェアを契約選手に供給している。これはシューズについても同様だ。このシーズン、それらのモデルが一般市販用としてもリリースされる。

このアディダスの新しいバリケードもウィンブルドン仕様のモデルが登場した。その名もBarricade 6.0 London。(当初は6.0 Wimbledonだったが、いつのまにか変わっている。クレーム?)ただ、日本国内で販売されないことをアディダス・ショップで聞いていたので、ひさしぶりにTennis Warehouseにオーダー。送料は2足でも変わらないから、家人用にウイメンズ・モデル(写真下)も併せて頼んだ。どちらもホワイト基調なので上品な感じでいい雰囲気。このモデルのテイストにマッチしていると思う。機能的にも6.0はVよりもさらに軽量化されているので、試すのが楽しみだ。

ウエアはアディダスのコンペティション・シリーズとの組合せなら、契約プレーヤーのような気分だし、ラコステと合わせてもシックにまとまるかなと思う。準備は完了。約2週間、毎日続けているピラティスとダイエットの併用で体重も3kgくらい落ちた。後は、早く梅雨が明けて、爽やかな夏がやってくるのを待つばかりだ。

追伸:ちなみにNikeはナダルがウィンブルドンで着用しているCourt Ballistec 2.3と、フェデラーのLuna Lite Vapor Tourを国内発売している。

2010/06/15

USMNT Soccer Jersey 2010

ワールドカップが始まった。昨夜、我が代表はあまりモチベーションが感じられないカメルーンに勝利。幸先の良いスタートを切った。チームとしての結束がもたらした勝利だと言えるだろう。選手たちは4年前のあまりにも寂しい出来事を教訓とし、そしてそれを回避するための何かを見つけたのだと思う。そして、4年前に中田がやれなかったことを、本田はやった。おまけにゴールも!いずれにしても予選3戦目まで楽しみがつながったことは良かったと思う。


ところで話は変わって、多くのチームがこの檜舞台のためのステージ衣装を新調して臨んでいる。僕の目に留まったのはアメリカチームのユニフォームだ。このデザインのベースになっているのは、1950年、ブラジルで開催されたワールドカップ第4回大会で、アメリカがイングランドを1-0で破った際に着用していたジャージーとのこと。ワールドカップ史上2度目の対戦となる今大会の組合せが決定した時点で採用されたのだろう(先日の予選リーグでは1-1の引き分け)。こんなストーリー性をマーチャンダイズに応用するのが海外メーカーは得意。つい、こちらも乗せられてしまう。

デザイン自体もクラシックなテイストが逆に今っぽくて、いい感じ。ちなみにホワイトがホーム、ネイビーがアウェイ用だ。サッカーのユニフォームって割と派手なので、街着や他のスポーツ用としては応用しにくいけど、このホーム用モデルならテニスの際に着ても違和感が無さそう。ちょっと欲しい。

2010/06/13

Pilates method

少し前に宣言したように、ピラティスを始めることにしました。それで購入したのがこの本。ピラティスの理論、効用がわかりやすく解説されているほか、プロスポーツ選手が実際に取り入れ、効果を上げている実例も紹介されている。

とりあえず約4時間テニスをプレイした翌日、8種類くらいのメニューをやってみた。これがなかなかきつい!メニューによってはオーダーの回数をこなせない。ピラティスでは呼吸法も大切なのだが、つい苦しくて息を止めてしまうこともあった。ただ、時間はさほど長くないので、なんとか続けられそうな気がする。

なぜピラティスという名称なのか知らなかったが、このメソッドを提唱したジョゼフ・ピラティスという従軍看護師の名前に由来していて、もともとは負傷兵のリハビリテーションのために開発されたという。それも1920年代、第一次世界大戦の頃に!そんなに古いものだったとは。。

スポーツに効くかどうか、(僕の場合はテニス。それもややシニアの域に入りつつある)これから検証していきたいと思っているが、これだけに限らずサプリメントや食事、その他のボディ・ケアやメンテナンスも併用して、なんとかバランスよく、体力を維持していければいいと考えている。(でも本当はその前に喫煙習慣を改善するべきなのだが。。)

2010/06/07

French Open Tennis 2010

テニスのフレンチオープンは昨日のメンズ・シングルスのファイナルで幕を閉じた。ナダルがソダーリングを6-4 6-2 6-4のストレートで下した決勝はスコア以上に見応えのあるゲームだった。昨年から続く不調を払拭したナダルのパフォーマンスは圧巻の一言。ソダーリングは昨年のフェデラーとの決勝の経験からか、自分を見失わず、彼らしいテニスを展開。ナダルから得た8回のブレークポイントがそれを物語っている。ただ、そのすべてをナダルは跳ね返した。そして、それがソダーリングのメンタルにじわじわと効いて、ミスが増えていく。対照的にナダルは自信を持ってプレーに集中していく姿が印象的だった。試合が終わって、極度の集中から解放されたナダルの涙。その姿を見て、この1年の彼の苦悩の深さが想像できた。

女子の決勝はある意味、男子よりも興味深いゲームだった。スキアボーネとストーサー、戦前の予想ではストーサーのハードショットがスキアボーネを圧倒するという意見が多く、僕もそう思っていた。ふたりのこのゲームに対する考え方や戦略が同レベルなら、そういう結果になっただろう。ただ、そうはならずスキアボーネがストレートでストーサーを破った。このゲームを観ながら、僕が思い出していたのは、アガシ、そしてロディックのコーチだった、ブラット・ギルバートの著書、「Winning Ugly」だ。これはギルバート自身が選手生活から得たゲームに勝つための考え方を紹介している。その中に出てくる象徴的な言葉がある「コートの上で誰が誰に対して何をしているのか」これを冷静に判断し、戦略を考えれば、ゲームに勝つ可能性が高くなるというものだ。

スキアボーネは戦前から、そのことを充分に考えて試合に臨み、それを自信を持ってアグレッシブに実行したのだろう(もしかして、スキアボーネはこの本を読んでいた!?と思ったりもした)。自身のサービスをブレークされることもあったが動揺することはなかった。驚くべきことは、スキアボーネがツアー・コーチを帯同していないことだ。理由は自分で考えながら、戦いたいということらしい。ギルバートはゲーム中のコーチングを解禁すべきだと著書の中で言っていたが、この日のスキアボーネにそれは必要なかった。逆にストーサーは途中でコーチの助言が欲しかっただろう。