2009/11/15

Seven, Nine or Thirteen spoke?

XLXに近づけるというカスタマイズを思い立ったとき、まず考えたのが9本スポークのホイールへの交換。e-bayやヤフオクでは当時の車輛から取り外した中古ホイールやNOS、デッドストックの新品が比較的安価で出品されている。これらをゲットできれば簡単に交換できるのだろうか。しかし調べてみると、そううまくはいかないことが判明した。'00年モデル以降はホイールのベアリングが変わり、しかもフロントはハブの幅が異なるので、スペーサーやカラーを製作してもらわないと取り付けられない。(かの有名な国井律子さんは9本スポークに交換しているが、彼女の1200Sはたしか'99モデル。だから何の問題もなく装着可能)

一応、このカスタム作業をブログで紹介していたショップさんに問い合わせてみると、スモールパーツの制作費などを含めて5万円程度という回答であった。う〜ん、ホイールが前後で5〜6万円程度(e-bayではペアで$300というのも見かけたが送料を含めると同程度)プラス作業工賃で10万円オーバー。しかもこのカスタマイズで得られるのはささやかなスタイル的満足だけ。逆に機能面でのリスクを負いかねない。

結局、僕はやめることにした。現状の13スポークのホイール自体を嫌いではないし、そこまでやるなら、サンダンスのマグやグライドなど、軽量なホイールに交換した方がいい。または9スポークよりスタイリッシュな、純正7スポークのホイールとか(可能なのかな?というか、なぜ他のパーツメーカーはモーリス・マグみたいなホイールをリリースしないのだろう?)。

このことをきっかけによく考えてみると、いくら変化の少ないSportsterとはいえ、’02モデルを完全に'83の仕様にすることはそもそも不可能なわけで、だったら程度のよいXLXを買った方がよほど効率的だといえる。

そこでカスタマイズの方向性を少し転換。XLXがもし'90年代まで生き残っていたら、どんな感じになったのだろうと考えてみることに。883でも1200でもない、モダナイズされたXLXを具現化する。これだ。(自分にプレゼンする無意味な自己欺瞞がカスタマイズ病特有の症状です)

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